本町は、町単独で町内全域に光ファイバー網を敷設し、地元通信事業者(TBBS)によりネットワークの構築・運用が行われています。その環境を活かし、5年後の目標であるスマート・スクール(SS)に向け、KCCS、TBBS、ベネッセと四者協定を結び、一昨年よりICT教育をキックオフしました。
小中全校に校内全域をカバーする無線LANシステムを構築し、全普通教室に電子黒板と書画カメラを設置して全児童生徒約300人と全教員にタブレット端末を配布しています。8月の教員研修後、9月からICT教育の授業に取り組み始めているところです。
クラウド上に全校の自作教材を含む教材と学習履歴も蓄積できる町独自の学習プラットフォーム(川根シード)を構築すると同時に、教員の教材開発と授業を支援するICT支援員を配置、教員の多忙化解消に向け、校務支援システムも導入しています。児童生徒のICT活用能力育成と独自教材による情報モラル教育にも力を注ぐとともに、「かわねICTクラブ」を立ち上げ、プログラミング教育の充実も図っています。
これらの結果、全校が日本教育工学協会の学校情報化優良校に、さらに町教育委員会は学校情報化先進地域に認定されました。今後もICT環境を効果的に活用し、中山間地のモデルとなるよう努力して参ります。
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