児童・生徒が将来にわたり、グローバル化した社会でたくましく生き抜いていけるようにするには、世界で通用する英語力を身に付け、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育む必要があります。
そこで、児童・生徒が英語を使用する楽しさや必要性を体験できるTokyo Global Gatewayを開設しました。児童・生徒はこの施設に一歩足を踏み入れると、まるで海外にいるような空間の中で、英語漬けの時間を過ごすことができます。また生徒の英語力、特に「聞く」「話す」に重点を置いたきめ細かい指導に、オンライン英会話をはじめICTを活用した授業展開や都立高等学校入学者選抜におけるスピーキングテストの導入に向けた体制整備を加速します。
さらに、国際交流活動を促進するため、各学校のニーズに応じたきめ細かな支援を行う「国際交流コンシェルジュ」の活用をより充実させていきます。このほかにも、小学校英語の教科化に向け、専科指導教員の配置拡大や海外の大学に小学校教員等を派遣し、最新の英語教授法を学ぶ事業なども行っていく予定です。
来年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピックを、児童・生徒の人生にとってまたとない機会と捉え、多様性を尊重し、共生社会の実現や国際社会の平和・発展に貢献できる人材を育成して参ります。