本県はこれまで、中長期的な視点から本県教育のめざすべき姿と、その実現に向けた施策の方向性を示す指針である「三重県教育ビジョン」に基づき各種施策を展開してきましたが、計画期間が2019年度末で終了することから、次期の「三重県教育ビジョン(仮称)」を策定中であります。
次期計画(中間案)では、現行の計画を継承しつつ、三つの方向性を新たに示しています。
1点目は、「誰一人取り残さない教育の推進」として、本県における教育の特色とも言える、子供たち一人ひとりの状況に応じたきめ細かな教育を引き続き推進するとともに、複雑化・多様化する教育的課題に的確に対応して参ります。
次に、「子供たちの豊かな未来を創っていく力の育成」として、変化の激しい時代において、豊かな教育を行っていく必要があること、一人ひとりの子供たちに「確かな学力」、「豊かな心」、「健やかな身体」の育成を通じて、自分の良さや可能性を認識するとともに、失敗を恐れず挑戦し、他者との協働をとおして困難な課題を乗り越えていくことができる力を育んで参ります。
そして最後に、「オール三重」による教育の推進として、子供たちは学校だけでなく、家庭・地域等さまざまな場での学びをとおして成長することから、社会総がかりで教育の推進に取り組んで参ります。