本県は｢第3期埼玉県教育振興基本計画｣に基づき、｢豊かな学びで 未来を拓く埼玉教育｣を基本理念とした取組を進めています。
小・中学校においては、本県独自の埼玉県学力・学習状況調査を実施するとともに、本調査を中核とした学力向上施策を進めています。
今年度からは、本調査の結果をはじめとした、学校のさまざまなデータをＡＩに分析させることで、｢個に応じた指導｣の実現を図る研究を始めました。
また、本調査の結果から学力を伸ばしている教員を把握してその授業を撮影し、専門家の解説を付けた研修資料を作成することで、教員の授業改善と子供たちの学力向上を図る取組を始めたところです。
高等学校においては、｢主体的・対話的で深い学び｣の視点からの授業改善に取り組んでいます。特に、知識構成型ジグソー法による協調学習の取組をより一層推進し、質の高い思考力・判断力・表現力の育成に努めています。
さらに、2022年度の新学習指導要領の実施に向けて、学習評価の改善に取り組み、学習評価が生徒の学習改善につながるだけでなく、教師の指導改善につながるものになるよう、研究を進めていきます。
本年も、これらの施策を通じて、児童生徒一人ひとりを確実に伸ばす教育を推進して参ります。
