本県は、一人ひとりを伸ばす教育の推進を基本理念として、夢や希望を持って粘り強く挑戦し、未来を切り拓いていけるたくましいひとづくりを実現するため、2019年3月に新潟県教育振興基本計画の改定を行いました。
喫緊の課題であるいじめ対策においては、児童生徒の発達段階や学校の実情に応じた対策を総合的に推進するため、「学校の組織力強化」「教員の意識改革」「相談窓口の充実」等の視点から、いじめ対策全般を見直し、再構築を図っているところです。
また、本県でも教職員の多忙化が深刻な状況となる中、教職員が児童生徒としっかり向き合えるよう、県立学校における教員の勤務時間の上限に関する方針を策定するとともに、多忙化解消アクションプランの推進や外部人材の活用を進めています。
新学習指導要領の実施に向けた対応としては、趣旨に即した授業改善を進めるとともに、教職員の研修の見直しや充実を通して、教科指導力の向上に取り組みます。あわせて、Web配信集計システムを活用して、思考力・判断力・表現力等を育成しながら学力向上を目指す取組も行っていきます。
今後も基本計画に基づいた施策を着実に進め、家庭・学校・地域の相互連携のもと、一人ひとりを伸ばす教育の推進に向けて取り組んで参ります。
これらの取組等を通じて、今後も新学習指導要領の趣旨を踏まえた教育の充実に努め、子供たちが持続可能な社会の創り手となれるよう取り組んで参ります。