「ものづくり愛知」の未来を担う若者を育成するため、本県の高等学校では理数教育や工業教育に力を入れています。
今年度からは、工業科教育の中核として一昨年に開校した愛知総合工科高等学校の専攻科を全国で初めて公設民営化し、より高度で実践的なモノづくり教育を行っています。
また、「あいちSTEM教育推進事業」として、科学、技術、工学、数学のSTEM4分野に関する教育課程の研究や教員の教材開発支援、生徒の能力向上を図る探究講座や研究発表会などを大学や企業等と連携して実施しています。
これらを通して、理数工学人材の育成に努め、ものづくり日本一の基盤を更に固めて参ります。
次に、特別支援学校で課題となっている教室不足や長時間通学を解消するため、今年4月に新たな特別支援学校を開校します。また、来年4月に開校する特別支援学校の建設や本県初となる知的障害と肢体不自由の学級を併置する新しいタイプの特別支援学校の開設に向けて準備を進めていきます。
教員の働き方改革も求められています。教員が疲弊することは、教育がおろそかになることにつながります。長時間労働を是正し、教員本来の業務に専念できるように、昨年3月に策定した「教員の多忙化解消プラン」を着実に進めて参ります。