世界文化遺産である富士山を擁する本県は、県政の基本理念に「富国有徳の『美しい“ふじのくに”』づくり」を掲げ、誰もが努力をすれば人生の夢を実現でき、幸せを実感できる地域を目指しています。その地域づくりの基礎は「人」であり、人づくりの柱は「教育」です。そこで、昨年3月に策定した本県の教育大綱では、「個人として自立し、多様な価値観を受け入れながら社会の一員として活躍できる『有徳の人』の育成」を基本目標としております。
具体的な取組として、小・中学校においては、今年4月に全学年で完成予定の「静岡式35人学級編制」により少人数学級編制を徹底し、ICT教育や英語教育を推進します。高校では県内大学と連携した探究活動など各校の特性に応じた取組により、高大接続改革への対応を進めております。
また、本県では、今年はラグビーワールドカップが、来年は東京オリンピック・パラリンピックの自転車競技が開催されます。それらのスポーツの国際大会を契機に、子供たちが地域の歴史・文化・産業を学び、誇りを持って国内外に紹介できる取組にも力を入れて参ります。
今年も、子供たちが「“ふじのくに”静岡で学びたい!」と感じられる魅力ある教育環境を整備し、学校・家庭・地域が連携して、社会総がかりで「有徳の人」の育成に取り組んで参ります。