東日本大震災、原子力発電所事故から間もなく7年を迎えます。
本県では未だ多くの子供たちが避難を続けている一方、避難指示の解除等に伴い地元での学校再開が相次ぐなど、本県教育の復興は力強く進んでいます。
市町村の実状に応じた特色ある教育活動が展開できるよう、引き続ききめ細かな支援を行って参ります。
また、少子化などにより、本県における高等学校を取り巻く環境が大きく変化したことから、平成30年度の早い時期に全県的な県立高等学校改革の方向性を示す基本計画を策定し、県立高等学校の質的向上を図って参ります。
さらに、国家プロジェクトとして行われている、浜通り地域等の産業基盤の再構築を目指す「福島イノベーション・コースト構想」を担っていく人材の育成も急務となっています。
このため、義務教育段階から学びの充実を図り、工業や農業の分野で即戦力となる人材はもとより、構想を牽引していくトップリーダーとなる人材を育成して参ります。
本年も、学校現場と思いを共有しながら教育政策の骨太の方針として策定した「頑張る学校応援プラン」を推進し、子供たちが安心して学ぶことができる環境を整えるとともに、未来を担う子供たちの「志」を育んで参ります。