スマートフォンや携帯電話が爆発的に普及し、今やインターネットは、我々の生活に欠かせない社会のインフラになりました。未来を正確・精緻に予測することはとても難しいことですが、この社会の変化を踏まえて、20年後の教育で何を目指したいか考えた結果、小学校18校、中学校8校の児童生徒に1人1台タブレット端末の貸与と持ち帰りによる家庭学習、LTE回線の使用によりどこでもつながる通信環境、電子黒板、校務支援システム、フルクラウド等、今回のICT環境の導入となりました。
機器やソフトの充実だけでなく研修体制にも力を入れ、現場の力が生かされるよう工夫をし、ICT教育が着実に浸透し躍動していると自負しています。今後は、継続・発展させていくことが重要となります。ICTの利活用は、地上に暮らす人々のあらゆる多様性(ダイバーシティ)を受け入れるだけにとどまらず、その多様性をエネルギーへと変えてゆくこと(インクルージョン)、渋谷区に集まるすべての人の力を、教育への原動力にすること、さまざまな人に、教えるチャンスと教わるチャンスの両方を提供してゆくことを実現するツールの1つとして大いに期待できます。
さらに、総務省の「スマートスクール・プラットフォーム実証事業」、文部科学省の「次世代学校支援モデル構築事業」実施地域として得た成果を積極的に発信し、皆さんと共にICT教育の発展に貢献していきます。
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