東京都では、子供たちの幸せな人生の礎となる教育の実現に向け、社会全体で子供の「知」「徳」「体」を育み、自ら学び考え行動し、社会の発展に貢献する力を培う教育を進めています。
特に、全ての子供に社会の中で生き抜く力を身に付けさせるため、個々の子供に応じたきめ細かい教育の充実、世界で活躍する人材を育成するための一人ひとりの強みとなる力を伸ばす教育の推進、ボランティアマインド等を育むオリンピック・パラリンピック教育の推進等に取り組んでいます。加えて、本年は学校教育の更なる質の維持向上を図るため、学校における働き方改革を進めていきます。2月に策定予定のプランに基づき、教員の心身の健康保持の実現と、誇りとやりがいをもって職務に従事できる環境の整備を進めます。
具体的に、「週当たりの総在校時間が60時間を超える教員をゼロにする」ことを当面の目標とし、①平日の一日当たりの在校時間を十一時間にすること②土日のどちらか一方は必ず休養することを取組方針とします。実現に向け、在校時間の把握や意識改革、教員を支える人員体制の確保、部活動の負担軽減、保護者や地域社会の理解促進等の取組を実施し、区市町村教育委員会の支援も進めていきます。今後も子供たちの夢や希望の源泉となる教育の実現に向け、きめ細かく質の高い教育を推進して参ります。