本県では、平成30年度から、今後5年間の本県教育の基本的方向やその取組を定めた「第3期和歌山県教育振興基本計画」が新たにスタートし、目指す将来像を「未来を拓くひとを育む和歌山」としています。
技術革新が一層進展するこれからの社会を生き抜くために、子供たちには、情報や情報技術を受け身で捉えるのではなく手段として活用していく情報活用能力が求められています。新たな学習指導要領においても、情報活用能力が言語能力と同様に学習の基盤となる資質・能力と位置付けられています。
このため、本県では、全国に先駆け、コンピュータ等の情報手段の操作・活用の習得やプログラミング的思考の育成を体系的に行う「きのくにICT教育」に取り組んでいます。平成30年度は、県内の小・中・高等学校6校をモデル校として、発達の段階に応じたプログラミング教育のカリキュラムの開発・実践・検証を行うとともに、教員の研修等に取り組んでいます。
平成31年度からは、本年度の検証を踏まえ、より充実した取組として県内すべての小・中・高等学校で同取組をスタートさせます。
今後も、子供たちが、確かな学力、豊かな心、健やかな体の「知・徳・体」を基盤とした人間としての総合力を身に付けることができるよう取り組んで参ります。