本県では、乳幼児期から大学・社会人までを見据え、生涯にわたって主体的に学び続け、多様な人々と協働して新たな価値を創造することのできる人材を育成するため、平成26年12月に「学びの変革」アクション・プランを策定し、「主体的な学び」を推進しており、平成30年度からはこの「学びの変革」の全県展開に取り組んでいます。
本年4月には「学びの変革」を先導的に実践する広島叡智学園中学校・高等学校が開校します。海外の大学にも進学できる確かな英語力や国際協働型プロジェクト学習などを通じて、多彩なフィールドで活躍できる力の育成に取り組みます。
また広島で生まれ育ったすべての子供たちが、養育環境の違いにかかわらず健やかに夢を育むことができるよう、小学校低学年からの学習のつまずきを把握する調査の試行実施など、学力向上対策の強化に取り組むとともに、不登校の未然防止や社会とのつながりの構築に向けた取組を進めることで、不登校等児童生徒対策の充実など「学びのセーフティネット」の拡充に取り組みます。
私は平成30年4月に着任して以降、現場主義を掲げ、学校訪問を積極的に実施してきました。本年も引き続き、現場主義を徹底し、学校現場の声をしっかりと聞きながら、子供たちが「広島で学んで良かった」と思える日本一の教育県の実現を目指して参ります。