山口県教育委員会では、昨年10月に、本県教育の新たな指針となる「山口県教育振興基本計画」を策定しました。
新たな計画では、これからの複雑で予測が困難な時代にあって、子供たちが社会の変化に対応しながら、主体的に未来を切り拓く力を育むことができるよう、「生きる力」の育成を目指した前計画の教育目標「未来を拓く たくましい『やまぐちっ子』の育成」を継承し、その実現に向けて29の施策を総合的・計画的に推進していきます。
また、計画期間内に取り組むべき7つの緊急・重点課題ごとにプロジェクトを設定し、関連する施策を機動的・横断的に実施して参ります。
具体的には、コミュニティ・スクールを核とした「やまぐち型地域連携教育」の推進、高校生の県内就職・進学の促進等による「教育を通じた『ふるさと山口』の創生」、優秀な教員の確保・育成、学校における働き方改革の推進等です。
さらに本年4月には、県内初となる、独立校として昼間部と夜間部を持つ多部制定時制高等学校「下関双葉高等学校」が開校し、生徒の様々な学びのニーズに対応した魅力ある学校づくりを進めて参ります。
本年も、「活力みなぎる山口県」の推進力となる、未来を担う人材の育成に向けて教育課題に積極的に挑戦し、本県教育の一層の充実・発展に努力して参ります。