国際ビジネスコミュニケーション協会による「TOEIC(R) Tests 教員採用試験における活用状況調査(2018)」の調査結果について、公開されています。
調査は、全国の都道府県・政令指定都市の各教員採用担当部署に対し、電話、FAXまたはメールにより実施されました。このたびの調査の回答数は、都道府県47件、政令指定都市20件の合わせて67件でした。
国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、日本でTOEIC(R) Programを実施・運営しています。3テストを合わせた世界のTOEIC Program受験者数は、年間700万人、約160カ国で実施されています。
「TOEIC(R) Testsの教員採用試験における活用状況調査結果」は、2018年6月実施の独自調査に基づいて、全国都道府県・政令指定都市での2019年度教員採用試験においてのTOEIC(R) Tests(TOEIC(R) Listening & Reading TestとTOEIC(R) Speaking & Writing Testsをあわせたブランド名称)のスコア取得者に対する優遇措置をまとめての発表です。
「TOEIC(R) Tests」では、『聞く・読む』力を測る「TOEIC Listening & Reading Test」と、『話す・書く』力を測定する「TOEIC Speaking & Writing Tests」によって、聞く・読む・話す・書くの4技能すべての英語コミュニケーション能力を測定することができます。
「TOEIC Listening & Reading Test」は、日常生活やグローバルビジネスにおける活きたコミュニケーションに必要な「英語で聞く・読む能力」を測定し、そのテスト結果は10点から990点までのスコアで評価されます。スコアによる評価や英語能力を正確に測定できる質の高さが評価されており、企業・団体においては昇進・昇格の要件として、また、社員の採用の際などに参考にされています。また、学校においても入試や単位認定などで広く活用されています。
「TOEIC Speaking & Writing Tests」は同じく「英語で話す・書く能力」を測定するテストで、テスト開発機関であるETSの認定を受けた複数の採点者が公平に採点し、合否ではなく、0点から200点までのスコアで評価されます。また、発音・イントネーションおよびアクセントについても3段階で評価を知ることができます。テスト問題では、特殊なビジネス英語や特定の業界・分野の知識を必要であったり、特定の国の歴史や文化に関連する固有の事象がわからなければ解答できない問題などは含まれていません。
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