TOEIC®Listening & Reading IPテスト(オンライン)で、すり替わりやカンニング防止に向け、AI監視サービス「Remote Testing AIアナリスト」を2021年3月から導入する。
■オンライン試験は不正行為防止のニーズが高い
日本でTOEIC®Programを実施・運営する国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)は、2020年4月からオンライン方式のIPテストの提供を開始。オンラインによる試験実施は「本人確認」や「不正行為の防止」のニーズも求められた。
■AIにより試験中の不正を解析
遠隔で人による試験監督を行う場合、受験者は所属する団体が定めた試験の開始時間に合わせて一斉受験する必要がある。そこで、IIBCではAIによる不正解析をおこなう「AI監視サービス（仮称）」を2021年3月から開始。イー・コミュニケーションズの「Remote Testing AIアナリスト」を導入し、監視を行っていく。
■受験中の動画をAIが事後解析
「Remote Testing AIアナリスト」は、録画された受験・受講中の動画をAIが自動解析し、不正の可能性を洗い出すことができる。受験中の様子を録画した動画データをAIが事後解析するため、テスト・セキュリティを向上させながらも、1人1人の最適な時間に合わせたテスト実施が可能となる。
■受験者の入れ替わりや複数人の映り込みを解析
AIによる録画動画の自動解析では、主に「受験者の入れ替わり」「複数人の映り込み」「不正の可能性が高い目線の動き」などをAIで解析。試験の担当者はWebの管理画面で、解析結果や録画動画を確認できる。
