長野県伊那市教育委員会とSB C&S株式会社は、2019年6月12日に「伊那市ICT活用教育推進に関する協定書」を締結しました。これにより、伊那市とSB C&Sは公立小中学校におけるICT機器を活用した学びを推進していきます。
伊那市では、2016年よりタブレットをはじめとする情報機器の導入を計画的に進めながら学校におけるICT活用教育の推進を行っています。2017年には、「伊那市学校教育の情報化ビジョン2017」を掲げ、市内の小中学校21校へ約760台のタブレットを導入しました。一斉授業での資料や動画の提示はもちろん、教員と児童一対一での個別指導や、児童同士がタブレット上で意見交換をしながら考えを深めるアクティブラーニングとしての活用を進めています。この取組は現在も続いており、2019年には約2,000台を追加導入する予定です。
SB C&Sでは、これまでの各地の小中学校におけるタブレット導入の実績とノウハウを活かし、研修会の開催や操作指導などのテクニカルサポートから、最新製品のトライアル提供、他の自治体での活用事例紹介、イベントの共同開催など多方面で支援します。
伊那市は学校の外でのフィールドワークにも力を入れており、8月5日、6日の2日間、SB C&Sの支援の下で「Summer Camp in いな」を開催します。伊那の自然の中でタブレットを活用し、バードウォッチングや星空観察、自らで撮影した自然をテーマにポエムやビンゴカードを作成してレクリエーションを実施します。また、林の中を探検してグループ毎に自然の不思議について探求して、発表を行います。
「Summer Camp in いな」は一般応募制で、小学校4年生から6年生の子どもがいる家族が対象です。募集数は家族10組、参加費は宿泊希望者1人12,000円です。現在Webでの申込が開始されており、締め切りは7月5日までとなっています。まずはiPadの使い方レクチャーから始まり、フィールドビンゴやデジタルフォトポエムなど、デジタルデバイスを活用した自然の楽しみ方を体験できそうです。
長野県伊那市教育委員会とSB C&S、「伊那市ICT活用教育推進に関する協定書」を締結〜ICTを活用したフィールド学習の取組として「Summer Camp in いな」を開催〜