カシオ計算機は、パソコンやタブレットで関数計算やグラフ描画ができるオンライン学習ツール『ClassPad.net』の提供を開始しました。また、新型コロナウイルス感染拡大防止により需要が高まっているオンライン授業にも利用できるよう、『ClassPad.net』の全ての機能を2020年8月31日まで無料で公開します。
『ClassPad.net』は、数学計算やグラフ化が直感的に行え、数学や統計のオンライン授業に役立つ学習ツールです。動画配信型のオンライン授業や電子黒板を使った授業では、『ClassPad.net』を用いてグラフや図形を投影することで、板書の時間を短縮できる等効率的に授業を進めることができます。係数の増減によるグラフの傾きや変化などを動かしながら生徒に見せることで、数学の本質的な理解にも役立ちます。
また、Web会議システムを使った双方向型のオンライン授業では、『ClassPad.net』を生徒と共有しながら見せることで、事前に投映資料を用意しておいて、それを画面に呼び込むなどの手間が省け、より臨場感のある授業の進行につながります。授業中に作成したグラフや図形は、URLひとつで簡単に生徒と共有もでき、オンライン授業の質の向上をサポートします。
利用するためのプランは、「FREE」「BASIC」「PLUS」の3種類あります。無料、ユーザー登録不要の「FREE」では、関数計算、グラフ、統計、作図などが利用できます。無料でユーザー登録が必要な「BASIC」は、描画したグラフや計算結果などの保存・共有ができます。有料プランの「PLUS」では、数式処理、手書き数式入力といった機能が使えるようになります。また、8月31日までは「PLUS」も無料で利用できます。
数学が苦手という人からは、関数を見ても何が書いてあるのか分からない、グラフと数式が結びつかない、という声が聞かれます。こうしたツールで式をグラフや図形化し、式の変化によってグラフも変化することをビジュアルで捉えることができれば、これまでの「分からない」がつながって数学が面白く感じられるかもしれませんね。