ゼッタリンクス株式会社はMicrosoft Officeを学校の授業でフル活用するための授業支援ツール「こどもOffice(R)」を2020年6月15日より全国の小中学校向けに発売します。文科省の「GIGAスクール構想」により1人1台のタブレット端末の整備が進められていますが、実際の学校現場では授業の中でICTを使う時間やPCを使って宿題を行う頻度について、日本はOECD加盟国の中で最下位という結果でした。
今後拡充されるICT環境の中で、子どもたちが世界標準の学びを実現するためにもビジネスや家庭で最も利用されているMicrosoft Officeをフル活用し、自ら主体的に使いこなせるようになるために「こどもOffice(R)」は開発されました。PCに不慣れ田児童でもWordやPowerPointで表現力の高い文書やプレゼン資料を作ることができます。また出町書房の学校用イラスト約9,000点が搭載されており、先生の教材作りにも活用できます。
Officeには画面上部に「リボン」と呼ばれるメニューアイコンが表示されていますが、「こどもOffice(R)」では子どもたちがOfficeの操作を自然と身につけながら文書作成に取り組めるように、メニュー表記をひらがな中心にした「きっずリボン」を表示できます。「こどもOfficeリボン」と「標準リボン」の切り替えはボタン一つで行えるので、スキルに合わせたメニュー表記が可能です。
現場の先生の声とICT支援員のアイデアで作成された、授業ですぐに使えるOfficeテンプレートが約300点収録されています。一例として新聞作成テンプレートでは、あらかじめ段組みがされている紙面に、豊富な見出しデザインやページ飾りがあり、ドラッグ&ドロップで配置できます。追加のテンプレートや指導用資料などもWEBサイトからダウンロードして利用できます。
その他、学区年別配当漢字に合わせて漢字変換される、学年別かな漢字変換機能、きっずブラウザ、ソフトキーボードなどの低学年用操作支援ツール、スクラッチベースのプログラミング教育用ソフト「Studuino」など、学校で役立つ多彩な機能があります。子どもたちは新しいこと、面白いことはすぐに吸収して使いこなしてしまいます。あっという間に家でいちばんOfficeを使いこなせるようになってしまうかもしれませんね。