ポプラ社は3月3日、「ポプラ社 第7回 全校学校図書館POPコンテスト」の結果を同社特設サイトで公開した。「POP王賞」「ポプラ社賞」など11部門、計54点の受賞作品が紹介されている。
今回は、海外含め、小学校251校、中学校313校、高等学校150校、小・中学校(義務教育学校)14校、中高一貫(中等教育)22校、その他12校の計762校から、18,072点の応募があった。
ポプラ社社員による1次選考、“POP王”こと内田剛氏とPOPコンテスト事務局員による2次選考で215点を選出。
2月3日には内田剛氏、同社の加藤裕樹社長、POPコンテスト事務局員による最終選考が行われ、全部門の入賞作品が決定した。
ポプラ社 加藤裕樹社長(左)と“POP王”こと内田剛氏
特設サイト → https://www.poplar.co.jp/schoolLibrary/pop-contest/results2024/
内田氏は「作品は1枚1枚とても気持ちがこもっていて、見る人を立ち止まらせる力がある」という。作品のレベルも年々上がり、児童生徒の力を引き出す教員のPOPづくりに関する指導レベルも上がっていると感じているという。「POPは書くことがゴールではなく、どのように使うのかが重要」と語る。最近では、書店でPOPを飾る取組もあるという。
今回初参加となった加藤社長は、「素晴らしい力作がこんなにたくさん集まる、というのは想像以上で、楽しく選考させていただいた。描き手の体温を感じたり、表情が浮かぶものが多かった。
読書とは何かを考えた時、本を読むだけでなく、どのように本に出会うか、読んだ本について誰かに勧めたり感想を共有したり、といった読書の周辺にある“読書体験”を楽しめるよう、本の魅力を発信したいと考えている。そうした中で、本コンテストはその重要な役割を具現化する役割を担っていると実感した」と語った。
同社では次年度も同コンテストを実施する。詳しくは特設サイトなどで順次発信する。