第25回「図書館を使った調べる学習コンクール」(主催=公社・図書館振興財団)の受賞作品が1月12日に発表され、2月26日にオンライン表彰式が実施された。今回の応募総数は10万6566作品(地域コンクール応募作品総数10万4233作品含む)、地域コンクールは142自治体(38都道府県)で開催された。
表彰式では、「地域コンクール主催者表彰」では実施した公共図書館や教育委員会の取組、また「作品表彰」(調べる学習部門)では作品紹介や受賞者へのインタビュー等とともに、各賞が授与された。
作品総評として、審査委員長の銭谷眞美氏(東京国立博物館館長)は「受賞作品は、図書館を利用して調べ、インタビューなどのフィールドワークも交えて調べた作品が多かった」としている。2022年度からスタートする高等学校の新学習指導要領の「総合的な探究の時間」にも触れ、「地理探究のように、科目名にも“探究”とついた科目もたくさん設けられるようになり、高等学校全体が探究学習に非常に重点を置くようになる。本コンクールは小中学校を含めて、主体的・対話的で深い学びを進める視点から、非常に意義のある事業」と語った。
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