この時期、書店でも図書館でも、クリスマスを題材にした絵本や物語が書架を彩っている。
『クリスマスとよばれた男の子』は、英国で誕生したクリスマスの物語。日本では2016年に西村書店から刊行された。「クリスマスは世界を救う」シリーズ(全3巻)の1作目。
この冬映画化され、日本では Netflix で11月24日から配信されている。本も映画も注目を集めそうだ。
『クリスマスとよばれた男の子』
11歳の少年ニコラスは、家が貧しく、クリスマスにもらったプレゼントは2つだけ。父ちゃんは賞金を稼ぐため、エルフの村を探しに出かける。しかし、父ちゃんの帰りを待つニコラスは、意地悪なおばさんとの暮らしに耐え切れず、父ちゃんの後を追うことに。途中でトナカイと友達になり、ひたすら北を目指すのだった。
数々の事件と悲しみを乗り越え、成長していくニコラス。そしてサンタクロース(ファーザー・クリスマス)はどのようにして生まれたのか? おとぎ話と伝説を交えた、愉快で胸に迫るストーリー。
■文:マット・ヘイグ 絵:クリス・モルド 訳:杉本詠美
(小学校高学年~/四六判/304頁/税込1320円)
同社Webサイトでは、著者のマット・ヘイグ氏からのメッセージをはじめ、映画の紹介も見ることができる。
西村書店Webサイト http://119.245.210.133/book/archives/7588
■「クリスマスは世界を救う」シリーズ(全3巻)
第1作『クリスマスとよばれた男の子』(2016年12月刊行)
第2作『クリスマスを救った女の子』(2017年10月刊行)
第3作『クリスマスをとりもどせ!』(2018年11月刊行)