1年間に日本で出版された絵本の中から、優れた絵本を顕彰する「日本絵本賞」(主催:(公社)全国学校図書館協議会、以下全国SLA)の受賞作品が決定した。
■「第26回日本絵本賞」受賞 3点
『こどもたちは まっている』荒井良二/著 亜紀書房
『このかみなあに?:トイレットペーパーのはなし』谷内つねお/さく 福音館書店
『ぼくがふえをふいたら』阿部海太/作 岩波書店
■「第26回日本絵本賞翻訳絵本賞」1点
『虫ガール:ほうとうにあったおはなし』
ソフィア・スペンサー/文、マーガレット・マクナマラ/文、ケラスコエット/絵、福本友美子/訳
岩崎書店
※「第26回日本絵本大賞」は該当なし。
選考は、全国SLAの絵本委員会(常設)において、全国SLA図書選定で合格した新刊絵本の検討・評価を重ね、「日本絵本賞最終候補絵本」30点を選び、次に作家・画家・絵本研究者・美術評論家など最終選考委員により、受賞を決定する。
今回は、2020年1月から12月までに刊行された絵本の中から、全国SLA選定委員会で選定された絵本994点(うち翻訳絵本316点)のうち、絵本委員会によって選ばれた「日本絵本賞最終候補絵本」30点(うち翻訳絵本14点)が対象となった。