茨城県立図書館にて「令和3年度 第20回 読み聞かせコンクール」(主催=茨城県立図書館、茨城県読書をすすめる協議会、(公財)げんでん ふれあい茨城財団)がオンラインで開催された。
2月5日開催の朗読部門・一般の部で県議会議長賞、2月26日の自由部門・一般の部で茨城県教育委員会教育長賞とダブル受賞を果たしたのは、小学校教諭の松下隼司さん。松下さんは両部門で、自身がこれまでに出版した絵本『せんせいって』『ぼく、わたしのトリセツ』を朗読している。
2冊の著書は、いずれも“教員”の立場や気持ちに寄り添い、子供たちに愛情を持って接する教員の姿を描いている。
「学校の道徳の授業で、さまざまなお話を教室で読み聞かせている」という松下さん。どのように読めば子供たちに分かりやすいか、物語の世界に引きこめるか、日々工夫しているという。国語、算数、社会の文章も、分かりやすく伝わるように読むようつとめている。
今回のコンクールには、読み聞かせを専門にしている人も多くエントリーし、審査員も読み聞かせや幼児教育のプロ。「自分の読み方の成果と課題をコメント頂けるのがとても勉強になった」と松下さん。コンクールへの参加で、読む(朗読)の力をさらに磨いているという。