マイクロソフトは、ICT環境を貸し出す「MicrosoftEducationステップモデル校プロジェクト実証モデル校」を募集している。
これは、教育ICT首長協議会参加教委を対象に、学習者用端末やクラウド環境等を活用することができるもの。実施期間が3月末であることから、短期間での貸し出しを募集する。
文部科学省では、新学習指導要領の円滑な実施のため、3クラスにつき1クラス分程度の情報何松活用を最低限のICT環境として求めている。初期費用が安くランニングコストがかかるクラウド化か、初期費用はかからないがランニングコストが抑えられるオンプレミス型か。端末は低価格にするのか、ハイスペックにするのかなど、整備の上で様々な判断が求められる。
そこで本プロジェクトでは、1校につき40台のWindows10端末(3か月間貸出)とMDMを含むクラウドサービス(無線LAN環境があることを前提と)もしくは10台のWindows10端末(2か月間貸出)(無線LAN環境がない場合は稼働型APを貸与)を貸与する。これらの環境の活用から、次年度以降どのような整備を進めていくのかについて各自治体で明確にすることが狙い。
同社では「完全クラウド化」「オンプレミス+クラウドのハイブリッド型」「学習・教務のみクラウド化」などの事例とその特徴も示している。