コクヨ株式会社は、文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」に対応した教育施設用家具「タブレットPC充電保管庫」を2020年9月上旬から発売します。「GIGAスクール構想」は2019年12月より文部科学省が推進する施策で、義務教育を受ける全国の児童生徒のための1人1台の学習用PC端末や高速ネットワーク環境などの整備計画です。現在、全国の小中学校及び特別支援学校では、児童生徒用のPCや校内LANの導入など、ICT環境の整備が進んでいます。
今回発売される「タブレットPC充電保管庫」は、このような新しい学習環境に対応するために、必要数のPCやタブレットの端末を専用の仕切り板で区切られた保管スペースに収納し、保管中に各端末を充電できます。さらに教室などの学習空間に設置しやすいコンパクト設計で、保管庫の移動がしやすいよう、キャスタータイプには天板部に取っ手を設けています。
端末の収納台数は22台、32台、44台の3タイプあります。これにより、1クラスの生徒数や学校ごとの設置条件に合わせて最適な収納量の保管庫を選ぶことができます。保管庫の端末の収納効率を高めることで本体をコンパクトに、省スペースを実現するとともに、アダプタの設置や配線なども収納庫前側から行いやすい設計です。さらに扉は「270度開閉回転扉」で、複数の児童生徒が一斉に端末を出し入れする際に扉が邪魔になりません。
端末充電時の消費電力の合計が設置場所の供給電源容量を超えないよう、順番に充電する簡易輪番充電機能付きです。輪番タイマー機能は市販デジタルタイマーを採用することで、将来的な故障や運用変更などにも低コストで柔軟な対応が可能です。また電気安全法に準拠し、PSEマークを取得しています。ランドセル置き場や絵の具セット、個人のファイルや教材を置いておく棚など、教室ではおなじみの光景です。これからは、ここに充電保管庫も加わるのでしょうね。
~「GIGAスクール構想」対応製品~教育施設用家具「タブレットPC充電保管庫」を新発売~教室で使いやすい設計&豊富なバリエーション~