株式会社エルモ社は、学校や教育機関を対象にGIGAスクール構想に向けた新モデルもラインナップした「xSync Board 2020年度モデル」を2020年7月上旬から発売する。学校に整備される端末を、授業の中でより簡単に活用できる新しい電子黒板というコンセプトで、従来の授業スタイルのみならず、協働学習への対応も実現できる。
新しい電子黒板では、どんなアプリを使っているとできも画面から消えることがない物理操作ボタン(イージーコントローラー)がさらにシンプルになり、機能を厳選した7個だけのボタンになった。自由に専用アプリケーションをインストールできるプラットフォーム「ELMO Play」に対応し、オフィスビューアーソフトやSTEAM教材(Scottie Go Edu)なども利用できる。
新モデルのCBS-ELMモデルは、Windows、Chromebook、iOSの3OSすべての端末の映像を電子黒板へ無線で映し出すことができる。校内ネットワークを使わず、独立したローカル環境で無線接続可能なため、インターネット接続の影響を受けての授業の中断が発生しない。最大4画面まで表示でき、分割画面の位置の入れ替え、全画面表示も可能。
静止画や動画の撮影・再生の他、Officeファイルの資料やPDFファイルを閲覧できるアプリケーションWPS Officeを使ってPCレスで再生が可能、またドキュメントや動画を含むUSBメモリ内のデータファイルを表示できる。さらにSTEAM教育を実現するためのプログラミング学習アプリScottie Go Eduを標準搭載。指導者用PC無しでも電子黒板1台を使って授業ができる。USBやSDインターフェースはメモリの抜き差しがしやすいよう、差込口が前面についたフロントアクセスとなっている。
書画カメラ(実物投影機)はUSBケーブル1本で簡単に接続できる。面倒な入力切替の操作は必要なく、ボタン1つで簡単に書画カメラの映像を表示することができる。またデジタル教科書や他アプリ、Webサイトをお気に入り登録できる「デジタル教材」機能で、操作に迷うことなく円滑に教材コンテンツを切り替え、活用できる。
授業でよく使われる「書く」「消す」「拡大」等の操作は、画面縁の外部操作ボタン(イージーコントローラー)から行える。アナログ的にデジタルを活用できるため、機器操作の苦手な教員にも使いやすい。
2020モデルは、GIGAスクール構想実現活用モデルと従来通りのTVチューナー内蔵モデル、また画面サイズは55~86型まで豊富なラインナップとなっている。
GIGAスクール構想実現活用モデルも登場 「xSync board」2020年度モデル発売開始のお知らせ