全国に先駆けて市内全65校の小中学生に1人1台PC計2万2967台の配備を9月29日に終えた奈良市は今後、奈良県及び県内市町村と連携して年度末までに数百回の研修を実施する。
■教員研修は県と連携で手厚く
大規模の手厚い教員研修は、県と連携して広域で実施。
奈良県教育委員会奈良県立教育研究所による教員研修「先生応援プロジェクト」は、AからZまで21種類に整理。
「県域共同調達メニュー」として、キックスタートプログラム、G Suite活用初級・中級・上級・スペシャリストの5つとAdobe Spark、ロイロノートスクール他導入しているツールの研修、実証モデル校事例、フォローアップの5つをオンラインとセルフラーニング、ワークショップ(集合研修)などで用意。
これに加え、運用管理者研修、校内研修、アプリケーションスキルアップ、特別支援教育のICT活用、STEAM教育、自治体間交流、個人情報審査会対応、1人1アカウントの活用、データサイエンス、統合型校務支援システム活用、年次更新など多岐にわたるきめ細かい研修計画を立案。
10月19日に総合ガイダンスを行う。総合ガイダンスは事前申込不要だ。
研修の多くをオンライン研修やeラーニングで展開する。
次年度も継続して実施する計画で、内容が随時決まり次第、奈良県立教育研究所Webサイトに掲載する。
■特設Webで情報発信
それに伴い、奈良市では、特設Web「「いちばん古い奈良(まち)で、いちばん新しい教
育を!(GIGAスクール構想)」を開設。
本ページには、1人1台環境の各校の取組など全65校の情報を随時掲載。学校教育課公式ツイッターと連携して発信・共有を図るとともに保護者にも訴求していく考えだ。既に富雄南中学校,富雄第三小学校,都祁中学校,富雄南小学校,月ヶ瀬小中学校などの職員研修や授業活用の取組を掲載。市内各校の取組を共有できる。