組み込みシステム分野における技術教育・若手人材育成をテーマとしたETソフトウェアデザインロボットコンテスト(ETロボコン)が、2019年も開催されます。ETロボコン2019は全国12地区で地区大会を開催し、高校生から社会人までがソフトウェア設計内容とスキルを競うもので、昨年に引き続きAIやカメラといった要素を取り入れ、新しい技術に挑戦する機会をつくります。またETロボコンで得られる教育効果は維持しつつ、より参加しやすい競技形式を予定しています。
日本の産業競争力に欠くことのできな、きわめて重要な「組込みシステム」」分野における産業教育をテーマに、レゴ(R)マインドストーム(R)の車体で決められたコースを自立走行する競技と、製品・サービスを開発し披露する2つの部門競技です。企業エンジニアを含めたオープン参加型のソフトウェアを競うロボコンで、各企業団体との連携協力により開催されます。
開催発表会ではETロボコン2019のコースを初披露し、新コースを用いた走行デモンストレーションといった協議内容の紹介に加え、ETロボコンに長年継続的に参加している企業・チームよりゲストを招いて、ETロボコンの魅力や人材育成方法について話をしてもらう予定となっています。
コンテストの内容は、レゴ(R)マインドストーム(R)の車体でコースを走行するデベロッパー部門、製品・サービスを開発するガレッジニア部門があります。デベロッパー部門は車体、バッテリーは一種類のみで、ソフトウェアの違いだけで競います。また記述の基礎を学び、チャレンジするプライマリークラスと、技術を応用できるスキルを磨くアドバンストクラスがあり、競技・コースの難易度が異なっています。
具体的な日程はこれから順次発表されていきますが、例年9月から10月に地区大会が実施され、11月にチャンピオンシップ大会が行われます。ETロボコンは、競技会であると同時に、次代のエース技術者を育てる機会としても注目されています。レゴの車体に高い技術を組み込んで行う競技、興味を惹かれるものがありますね。