エレコムはNEXT GIGAを見据えた支援として、学校・教育向けにネットワークアセスメントサービスを提供している。
「ネットワーク環境つながりにくく授業が滞るが原因がわからない」「CBT化やデジタル教材の導入に向け現行の環境では不安」などの困りごとを解決する。
GIGAスクール構想第2期に向け、今後5年程度をかけて端末の更新が行われる。
今年4月から全国の小中学校等の小学5年生から中学3年生に対し英語のデジタル教科書が導入。デジタル教科書やデジタル教材の利活用が本格化していく。
さらにMEXCBTによる全国学力・学習状況調査のCBT化(情報端末を使った試験)やオンライン授業の日常化に向け、ネットワーク環境の不具合の解決は必須であることから、ネットワークアセスメントはGIGA端末補助金のために必須とされている。
2023年度補正予算で「ネットワークアセスメント実施促進事業」に23億円を計上しており、1校当たり最大100万円のうち3分の1について国から補助を受けることができる。
文部科学省が4月24日に発表した公立小・中・高等学校における通信速度の調査結果によると、全国の学校で「当面の推奨帯域」を満たす学校は2割程度にとどまっている。
特に、学校の規模が大きくなるほど推奨帯域を満たす学校の割合が減少する傾向だ。
「当面の推奨帯域」とは端末を十分に活用している授業の実測データを基に、学校規模ごとに示した1校当たりの帯域の目安。
学校のネットワークがつながりにくい原因は、「学校内のネットワーク」と「学校外のネットワーク」いずれかにある。
例えば「学校内のネットワーク」には、「無線AP」、「スイッチ」、「ファイアウォール」、「ルータ」などのネットワーク関連機器と、それらをつなぐ「ケーブル」が含まれる。
また「学校外のネットワーク」は、インターネットや拠点間を接続する回線で構成されている。
これらの構成要素を評価し、問題点や原因箇所を特定する作業が「ネットワークアセスメント」だ。
エレコムでは基本パックとして「ネットワークアセスメントパック 標準メニュー」を用意。以下の流れで実施する。「補助対象となる事業費の上限(交付される補助金の上限は333千円/校)に収まるように調整したい」など具体的な相談にも対応が可能だ。