薬物乱用防止やスポーツ中のケガ・安全対策、スポーツ倫理などの知識を、eラーニング形式で学べる「スポーツ競技団体向けコンプライアンス教育サービス」が2020年12月に提供を開始する。
「スポーツ競技団体向けコンプライアンス教育サービス」の画面イメージ
■スポーツの指導者等が知っておくべきことをeラーニングで学ぶ
大日本印刷（以下DNP）、小学館集英社プロダクション（以下ShoPro）、日本ユニシスの3社は、スポーツ競技団体に所属する指導者向けに、法令の遵守や倫理的な行動の促進につながるコンプライアンスの知識をeラーニング形式で学べる教育サービスを開発。本サービスは、スポーツの指導者等が知っておくべきコンプライアンスに関連する事項を学べるものとなる。
■コンプライアンス教育の実施をスポーツ庁が求める
スポーツ指導者やスポーツ選手の不祥事などが発生した場合、スポーツ競技そのものに対するイメージが悪化し、選手の競技機会の逸失などにつながっていく。不祥事等を未然に防ぐため、スポーツ庁は国内のスポーツを統轄する中央競技団体に対してスポーツ団体ガバナンスコードを策定し、「コンプライアンス強化のための教育を実施」を掲げている。
■3社が個々に提供してきたサービスを一つに
また、各中央競技団体はガバナンスコードに対する活動を具体的に公表することが求められており、スポーツ庁は2020年から各団体の活動に対して適合審査を実施している。こうした状況の中、3社はこれまで個々に提供してきたスポーツ競技団体の会員管理サービスやeラーニングのサービス、教育コンテンツの制作ノウハウなどを組み合わせて、各団体のコンプライアンス強化を支援する教育サービスを提供する。
「スポーツ競技団体向けコンプライアンス教育サービス」の画面イメージ
■スポーツ指導者に必要な5つのテーマを学ぶ
スポーツ団体ガバナンスコードに基づく「スポーツ指導者に必要な5つのテーマ」について、各分野の有識者の監修による専門性の高い学習コンテンツを提供。各コンテンツはナレーターが音声で説明し、毎年、追加・更新などの見直しも行う。
■3社のサービスを協力して提供
日本ユニシスが提供する「企業向け学習管理システム LearningCast®」（ラーニングキャスト）を活用し、ShoProが制作した学習コンテンツをeラーニングで提供。DNPが提供する「DNPスポーツ情報管理サービス」と連動することで、スポーツ競技団体に所属する指導員の受講履歴を管理できるため、スポーツ団体ガバナンスコードにも対応可能。
【価格】
初期費：10万円
月額：500円／1ID～（契約IDが100ID以上の場合）
