経済財政運営と改⾰の基本⽅針(⾻太の⽅針)2024が6月21日、閣議決定された。それによるとDXハイスクール事業の継続が次のように示された。
▽DXハイスクール事業の継続的な実施等による初等中等教育段階における探究的・文理横断的・実践的な学びの推進や理数系教育の推進、情報教育の強化・充実とともに、成長分野への学部再編等や半導体等の先端技術に対応した高専教育の高度化・国際化を始めとする大学・高専・専門学校の機能強化を図る(経済財政運営と改⾰の基本⽅針(⾻太の⽅針)2024 P19)
R5補正予算ではDXハイスクール指定校1校につき約1000万円を支援し、情報Ⅱ等の設置・履修促進により理系進学者を増やしデジタル関連成長分野への人材育成を叶えることが求められている。
次年度のDXハイスクール事業においては、指定校の横展開を図れるよう新規で指定校を増やすのか、もしくは現状のDXハイスクール指定校についてソフト面人材面等の支援を強化し、継続的な取組をフォローアップするのか。もしくはその両面か。いずれかが考えられる。
これについては8月末に予定されている概算要求で明らかになるだろう。
●経済財政運営と改⾰の基本⽅針(⾻太の⽅針)2024 教育関連記述
(教育DX)(P14)
こどもたちの学びの更なる充実と教職員の負担軽減に向け、国策として推進するGIGAスクール構想を中心に、クラウド環境や生成AIの活用等による教育DXを加速する。
共同調達スキームの下での着実な端末更新、ネットワークアセスメントの徹底やその結果を受けた通信ネットワークの着実な改善、地域間格差の解消に向けた好事例の創出や広域的なICT運用支援を含む伴走支援の強化、デジタル教科書等の学習ソフトの活用促進など、ハード・ソフト両面からの教育環境の充実を図る。
教師の指導力・児童生徒の情報活用能力の向上や教育情報セキュリティ対策や個人情報保護の強化を図りつつ、教育データの収集・分析・利活用を促進し、実態把握や効果検証等を踏まえながら、学びの個別最適化に向けた取組や、入学・高校入試事務のデジタル化を含む校務DXの推進に向けた取組等を加速し、先進事例の創出と横展開を図る。
(4)科学技術の振興・イノベーションの促進(P19)
急速な社会変化への対応を見据え、価値創造の源泉たる人への投資を加速し、イノベーション人材の育成を強化する。
DXハイスクール事業の継続的な実施等による初等中等教育段階における探究的・文理横断的・実践的な学びの推進や理数系教育の推進、情報教育の強化・充実とともに、成長分野への学部再編等や半導体等の先端技術に対応した高専教育の高度化・国際化を始めとする大学・高専・専門学校の機能強化を図る。