ClassiとEDUCOMが小中学校での「学びのポートフォリオ」実証研究を開始するため、その対象校を公募しています。
Classi株式会社と、そのグループ会社である株式会社EDUCOMが、今年の9月より、小中学校を対象とした「学びのポートフォリオ」に関する実証研究を開始します。
すでに、全国の高校では、生徒が日々の学校生活の中で得た学びや気づきを記録し、蓄積し、活用していくポートフォリオの利用が開始されています。このたびの実証研究は、 小中学校でのポートフォリオの試験的な導入・活用で、どのような教育的効果があるのかを検証するものです。
今後、学校生活における多様なシーンでのポートフォリオの活用についての研究を行うため、実証研究に協力いただける小中学校を全国より公募し、協力いただける学校には、 ClassiあるいはEDUCOMが開発したポートフォリオシステムを実証期間内、 無償にて提供されることとなっています。
Classiは、 2018年4月より「Classiポートフォリオ」を全国の高校を中心に提供してきており、その大きな特徴として、今後の大学入試で必要となる学習記録データの蓄積だけにとどまらず、 「主体的に学ぶ力」を育成することに主眼をおいています。2016年からは、 eポートフォリオの第一人者である、 東京学芸大学森本康彦教授、 株式会社ベネッセコーポレーションと共同で、 全国の中学・高校の生徒を対象として、約2年間にわたり「ポートフォリオ」に関する実証研究を行ってきました。
EDUCOMは、 小中領域における統合型校務支援システムを開発し提供する会社ですが、校務支援システムにとどまらず、 小中学校における「子どもたち一人1台」のタブレット環境の実現を見据え、 新しい時代を生きるために必要とされる資質・能力を育むことを目的としている「スクールライフノート」を新たに開発しており、それらを学級経営や学習支援に活用するべく、文部科学省「次世代学校支援モデル構築事業」をはじめとした「自治体との実証事業」にも積極的に取り組んでいます。
公募の募集期間は2019年7月11日(木)~2019年8月9日(金)で、実証は2019年9月から順次開始の予定となっています。
今回の研究結果は、 ICTを活用した教育に関する、有益かつ実践的な情報として、 全国の教育関係者の方々に提供する予定です。