ベネッセホールディングスとソフトバンクの合弁会社でクラウド型学習支援プラットフォームを提供するClassiは1月8日、校務支援の領域で業界シェアNo.1(約50%)のEDUCOMの株式の過半を取得した。これにより両社のサービス導入校数を単純に合計すると、10,000校(35,000校のうち)となり、学校教育(小・中・高校)校務関連分野では全小中校数約3割のシェアに拡大。今後、両社の強みを生かした「学習支援×校務支援」サービスを共同提供。 Classiの授業・学習支援系データとEDUCOMの各種校務系データとを連携・活用し、 質の高いきめ細やかな指導支援を目指す。
Classi=株式会社ベネッセホールディングスとソフトバンク株式会社(現ソフトバンクグループ株式会社)の合弁会社。全国の高校(約5,000校)の4割超となる約2,100校に導入。
EDUCOM=全国の小・中学校や教育委員会向けに教職員の校務の効率化を支援する統合型校務支援システムを提供。 全国の約320自治体、 約6,900校の小・中学校にて活用。
加藤 理啓・ Classi 代表取締役副社長
「30年前から、 校務支援という新たな市場を創りリードしてきたEDUCOMと戦略的パートナーシップを締結できたことを大変嬉しく思います。 両社が有する深い専門知識と実績を組み合わせ、 『学習支援×校務支援』においてシームレスなサービスを、 小・中・高校の全領域において提供することで、 日本の学校教育、 先生、 児童・生徒、 保護者に対して大きな貢献ができると考えています」
柳瀬 貴夫EDUCOM 代表取締役CEO
「EDUCOMは、 ICTを活用することで、 授業以外のさまざまな雑務に追われている先生方の業務を効率化し、 先生方が子どもたちと過ごす時間や、 授業準備にかける時間を増やし、 学校をもっと元気にしたいと考えています。 Classiと共に全国の小・中・高校に、 校務支援を柱にした周辺領域への支援を行うことで、 日本の教育を変えていきたいと思っています」
本パートナーシップに伴い、 EDUCOMに、 新たにClassiから4名の取締役が就任。それに伴いEDUCOMの役員として次の8名が就任した。
・代表取締役CEO 柳瀬貴夫(最高経営責任者)
・取締役CSO 下村 聡(最高戦略責任者)
・取締役COO 小林泰平(最高執行責任者)
・取締役 加藤 理啓(Classi株式会社 代表取締役副社長・兼務)
・取締役 井上 寿士(Classi株式会社 取締役・兼務)
・取締役 宮尾 晃一(Classi株式会社 企画部 部長・兼務)
・取締役 本間 知教(Classi株式会社 プロダクト部 副部長・兼務)
・監査役 坂井典子(新任)
■本パートナーシップの締結日程
契約締結日:2018年12月7日
株式譲渡実行日:2019年1月8日