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BBT大学でアバター授業、リアル参加とアバター参加の学生がディスカッション

2020年8月6日

文部科学省認可の100%オンライン大学である、ビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)は、avatarin株式会社からの協力を得て「教育デザイン・ラボ」を設置。アバターロボットをビジネス教育に導入する「アバター授業」を開始した。


■生身の学生と分身の学生がグループワーク

7月26日には、東京・千代田区の麹町校舎で経営学部グローバル経営学科長の谷中修吾教授が公開授業を実施。普及型コミュニケーションアバター「newme(ニュー三―)」を授業に導入。リアルで参加した「生身の学生」とアバターで参加した「分身の学生」が同じ教室でグループワークを行った。


■アバターロボットにハリー・ポッターの衣装を着用

当日は78人の履修者のうち学生9人が麹町校舎に集まり、その他の学生はオンラインで参加。アバターロボットには、存在感を高めるため、ハリー・ポッターの衣装を着用させて授業が行われた。グループごとにオンライン上のミーティングルームで接続環境を整え、谷中教授がグループを巡回しながら演習成果物を指導する授業が開始された。


■自分の分身が授業を受けているような存在感

普及型コミュニケーションアバター「ニュー三―」は、顔がタブレットになっており、四輪の足で動くことが可能。リモート環境でPCから操作し、「自らの分身」として授業を受けることができる。現場にいる人にとっては、相手がそこに実在しているかのように感じられることが大きな特徴となる。


■ラーニングアドバイザーがアバターでサポート

アバターロボットを導入した「マーケティング基礎」の授業では、学生が少人数のグループに分かれ、新しいカフェを立ち上げるマーケティングプランを作成。はじめに授業をサポートする3名のラーニングアドバイザーがアバターで参加。学生の席を回りながら、これから討議する論点についてアドバイスした。


■アバターでグループディスカッションに参加

グループで論点の整理が終わり、個別に谷中教授がフィードバックを行う指導時間になると、オンライン参加していた学生がアバターに乗り換えて接続。それまでオンライン上のミーティングルームにいた学生が、実態のあるアバターとして授業に参加した。遠隔地にいる学生は、実在するメンバーのようにアバターで振る舞い、グループディスカッションは大いに盛り上がった。


■今後は
アバター留学なども検証

BBT大学では、今後アバター教授会やアバター留学などの可能性も検証する予定。同時にBBT大学が実践する「アバター授業」のノウハウをオープンに共有していくことで、教育界全体の質の向上に寄与したいと考える。

 

ビジネス・ブレークスルー大学(BBT大学)

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