AI型教材「Qubena」を、仙台市教育委員会が採用し、市立小・中学校での利用を開始することとなりました。
「Qubena」は、COMPASSが提供するAI型タブレット教材です。AIが生徒一人ひとりの習熟度に合わせて最適な問題を出題してくれます。
宮城県仙台市は、精霊司令都市の一つであり、「Qubena」の導入は指導の一環として採用され、2019年9月より利用が開始されており、今後は宮城県全市での導入も視野に入れられています。
仙台市教育委員会は、文部科学省 2019 年度「学校 ICT 環境整備促進実証研究事業」に採択されており、Qubenaは遠隔教育実践校における学術情報ネットワークとICTを活用した教育の検証の一環として、仙台市立鶴が丘中学校と仙台市立錦ヶ丘小学校に導入されました。
Society5.0社会や第4次産業革命の到来に備え、次世代を担う人材育成のために、学校のICT化の実現は急務です。
先月、自民党の教育再生実行本部などが安倍総理大臣に対し提出した提言では、ICT を活用した「公正に個別最適化された教育」と、文理分断を脱却したプロジェクト重視の「STEAM 教育」の確立・普及が不可欠であるとしており、学校の ICT環境の整備に向け、児童生徒に1人1台の端末・学習用ソフト ウエア・大容量高速通信ネットワーク環境・クラウドの配備などの早期の対策が要請されました。
それを受け、今月5日には政府も、小中学校にパソコンなどの端末を1人1台配備するための予算を経済対策の一部として閣議決定するなど、今まさに国をあげての学校への先端技術を活用した教育の提供が推し進められようとしています。
Qubenaの学校での活用のしかたは、たとえば、単元の導入指導や展開は教員が行って、単元のまとめや復習、発展的学習の際に子どもたちはプリントの代わりにQubenaで取り組む、あるいは、特別支援を要する児童生徒に対し、一斉指導の場面で指導が難しいときに、個別指導の時間の確保目的として活用する、といったことになります。