株式会社COMPASSが開発、提供している「Qubena(キュビナ)」は、生徒一人ひとりの学習中の操作ログや計算過程、回答データを分析し、つまづく原因となっているポイントを特定して、その生徒が解くべき問題への自動的に誘導してくれることで、効果的で効率的な学習ができるAI型タブレット教材です。小学校算数・中学校数学・高校数学ⅠAⅡBに対応しており、高校数学は学校法人河合塾と共同開発しています。
COMPASSはこのたび、「Qubena」を小学校・中学校・高等学校を対象に3ヶ月間無償で提供するキャンペーンを開催し、その提供先となる学校の募集を開始しました。Qubenaと指導者向け管理ツールQubenaManagerについて、2019年9月1日から12月31日の期間、サービス利用料など全ての費用が無料で使うことができます。
昨今、教育現場におけるEdTechの活用に積極的に取り組む自治体や学校は増加しており、今後も加速することが予想されます。Qubenaは昨年度経済産業省「未来の教室」実証事業に採択され、個別最適化学習(アダプティラーニング)を可能とするEdTechの1つとして公立学校における学習効果について高く評価されました。COMPASSはこれを受け、より多くの学校にアダプティラーニングが触れられる機会を増やすため、キャンペーンの開催に至りました。
対象となるのは、今までのQubenaを利用したことがなく、iPadをはじめとする対応デバイスや、インターネット接続環境をすでに持っていること、または利用開始までに準備できること、アンケート実施・効果測定のための学習データ提供に協力できること、といった条件を全て満たす学校です。募集校数は10校、応募締め切りは2019年6月30日です。
AIによって子ども一人ひとりに適した学習内容を組み立ててくれる、次世代の学習ツールといえそうですね。条件はありますが、無償で体験できるチャンスにチャレンジしてみてはいかがでしょう。