クラーク記念国際高等学校は、2018年度より全国のキャンパスで導入するタブレット端末の利用促進の目玉の一つとして、電子図書館サービス「LibrariE(ライブラリエ)」を開始しました。このサービスは、株式会社日本電子図書館サービスが提供するもので、同校ではLibrariEが提供する1000種類以上の本を契約します。
クラーク記念国際高等学校は通信制高校ですが、制服を着て週5日通学する、全日型コースを基本的なスタイルとしつつ、生徒のペースに合わせて、週に数日の通学や自宅学習をメインとしたコースを選ぶことができます。LibrariEは全日型に所属する全生徒が対象で、生徒は電子図書館を通して365日24時間、家にいる時でも自由に本を借りて読むことができるようになります。
電子図書館サービスの導入の目的は、まずタブレット端末の利用促進、その他に読書習慣、自学自習の定着、各キャンパスの図書室のラインナップのさらなる充実、そして英語4技能定着に向けた多読教育の推進です。「Oxford Bookworms」などの英語多読コンテンツを充実させており、国際教育を推進している学校方針にマッチしています。
学校側にとっても蔵書保管に関するコストを削減することができます。クラーク記念国際高等学校は全国にキャンパスを持つ広域通信制高校であり、より少ないコストで多くの蔵書を共有できる電子図書館は大きなメリットです。さらに文字拡大や、一部音声読み上げにも対応しているユニバーサルデザインであり、より多くの生徒にとって利用しやすい図書館と言えるでしょう。
KADOKAWAや講談社、オックスフォード大学出版局など約70社が参加しているサービスなので、幅広いジャンルの本が揃っているでしょうし、新刊もすぐに読めそうです。手軽に借りることのできるサービスを手掛かりに、子どもたちが人生を豊かにする本に数多く出会えるといいですね。