大阪樟蔭女子大学は36年の伝統ある袴コンテストを11月29日(日)に開催する。毎年、大学祭「くすのき祭」と同時開催していたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、今年は初めてオンライン開催する。
■立ち居振る舞いと内面の美しさを表現
袴コンテストは、伝統の袴を着用して立ち居振る舞いと内面の美しさを表現することを目的に1985年に開始。今年は、くすのき祭実行委員の学生の「伝統のコンテストを守り、新たな形に発展・継承していきたい」という思いから、無観客会場からの中継で初のオンライン開催が決定した。
■オンライン開催で広く知ってもらえる機会に
袴コンテストでは、袴での立ち居振る舞いの表現に加え、作文による内面の表現を審査する。作文ではテーマに沿った内容で、心の豊かさが表現できているかを審査。「女性視点からの美しさ」という同学ならではの独自の審査基準で優勝者を決定する。今年はオンライン開催することで全国から視聴できるようになり、コンテストや伝統の袴を知らない人にも知ってもらえる機会となる。
■事前登録で一般の人も審査員になれる
今年の出場者は 5 名。コンテストの一般審査委員は、特設サイトから事前登録を済ませた人なら誰でもなることが可能。さらに一般審査員登録した人は、コンテストの特設サイトで出場者の情報を確認することができる。特設サイト内の「推しの日常」ページでは、出場者がブログ形式で各テーマに沿った自己 PR を随時投稿する。AIチャットでは出場者へ質問などができ、出場者との交流が楽しめる。
■AIチャットなども選考方法に含まれる
選考方法は、一般審査員による当日の投票数に加え、テーマ投稿の閲覧数ランキング、AI チャットの立ち上がり件数ランキング、特別審査員による得票数で決定する。当日の審査だけでなく、普段からの投稿でファンを増やすことも重要な要素となる
<くすのき祭実行委員会 学生 コメント>
今年は新型コロナウイルスの影響で開催は難しいと考えていましたが、諦めたくないという思いや、伝統の袴コンテストを守りたい思い、そして大変な時期でも自分達なりに考え行動している姿を同世代の方々に見てもらいたいという思いからオンラインでの開催を決めました。袴コンテストの魅力をどう伝えていくかをオンラインミーティングで話し合い、日々メンバーと試行錯誤しながら頑張っています。袴コンテストを見た人に勇気を与えられるようなコンテストを目指します。
<袴コンテスト概要>
日時:11月29日(日)14:00~16:00
出場者:5名
内容:当日はコンテストの様子をライブ配信。事前登録を済ませた一般審査員のみ YouTube で視聴可能。候補者自己紹介、特技披露、作文披露を行い、投票・審査の結果、優勝者を決定。
特設サイト URL:
特設サイトからできること:一般審査員への事前登録、出場者のプロフィール確認、出場者の投稿確認、出場者との AI チャットなど
※当日のライブ配信の視聴は、事前登録で一般審査員になる必要がある。
事前登録の方法:特設サイトの上部にある「会員登録」をクリックし、必要事項を登録。
登録完了後、登録完了メールが届く。後日メールで当日のYouTubeのURL が届く。
袴コンテスト