サカワは4月23日、ホワイトボードマーカーで直接書ける電子黒板「かけるくん」を販売開始する。
電子黒板とホワイトボードが一体化した製品。従来、電子黒板に書き込むにはデジタルペンや電子黒板に内蔵されたペンツールを使うことが必須だが、デジタルペンの使い勝手や誤操作への心配から授業の流れを止めないために使用を控える教員も少なくない。
本製品は、電子黒板機能はそのままに、映した画面に市販のホワイトボードマーカーで書き込みを加えることができる。デジタルの良さ+アナログの手軽さを両立することで、教員だけでなく児童生徒も直感的に使うことができる。
デジタル教科書の穴埋め問題にホワイトボードマーカーで書き込む
表面の素材は専用ガラスでできており、ホワイトボードマーカーで書き消しができるように特殊な加工がされているので消し跡も残らない。ホワイトボードの表面に似た書き心地で筆ペンタイプや白い水性マーカーペンも使用可能。
ホワイトボードと同じ感覚で消せる
ホワイトボードマーカーで書いた内容が、ボタン一つで自動的に記録される機能を搭載。普段の板書を気軽に画像化し、かけるくん本体に保存することができます。また、ワンボタンでまっさらな画面に切り替わる「ホワイトボードモード」も搭載。背景色や明るさも自由に変更が可能。
本製品のベースとなる電子黒板は「StarBoard」。最大9台の児童・生徒端末の同時ミラーリング機能など、現代のICT授業に最適化された電子黒板機能を搭載している「StarBoard」QSシリーズ J13ハイエンドモデルを採用している。ディスプレイサイズは86型、75型、65型を用意した。
なお同社は、25日まで東京ビッグサイトで開催している「EDIX東京」で本製品の展示を予定している。