(公社)日本看護協会は2025年の看護週間(5月11~17日)の初日にあたる5月11日(日)、医療現場で活躍する看護師とスペシャルサポーターとして俳優・タレントの杉浦太陽さんを迎え、“なりたい自分になってやる。”をテーマに2025年「看護の日」イベント「KANGO部!」を東京・渋谷区のWITH HARAJUKUホールで開催する。なお、イベントの様子はYouTube Liveによりオンラインでも配信される。
超少子高齢社会の日本で医療・看護の提供体制を維持していくためには、18歳人口の12人に1人の割合で看護職を目指してもらう必要がある。未来を支える看護職の人材確保には看護職がいきいきと働き続けられる環境づくりが重要。日本看護協会は看護職の労働環境の整備、処遇改善などさまざまな事業に取り組んでいる。「2024年病院看護実態調査」では新人の看護職の離職率の改善や給与の増加、多様な働き方の導入が進んでいることなどが示された
誰もが「ケアの心」「看護の心」「助け合いの心」を育むきっかけとなるよう、1990年に旧厚生省により毎年5月12日が「看護の日」に制定された。また、その日を含む日曜日から土曜日までが「看護週間」と定められた。日本看護協会は2021年度以降の「看護の日」の取組として、若年層に向けて看護の魅力を伝えることを目的に「看護の日」イベントを開催してきた。
2025年の「看護の日」イベントは、これまでの情報発信型イベント「かんごちゃんねる」をリニューアル。新たに看護の未来について考え、学び合う場として「KANGO部!」をスタートする。MCにはハリー杉山氏を迎え、看護の知識や経験を深める多彩なコンテンツを用意。看護師を目指す若者が、現場により近い視点から看護を学び、理解を深める機会が設けられる。
第1部では「看護の日」の取組を紹介するとともに、スペシャルサポーターの杉浦太陽さんが登場。看護にまつわるエピソードや看護職を目指す中高生への応援メッセージを送るトークセッションを実施する。また、「忘れられない看護エピソード~いのちをまもり、支えるプロフェッショナル~」の受賞作品を発表。特別審査員である脚本家の内館牧子氏による講評のほか、最優秀賞作品を基に制作したアニメーシの上映も予定。さらに、内館牧子賞は杉浦太陽さん、優秀賞はハリー杉山氏が朗読する。
第2部では「看護の日」キャラクター・かんごちゃんが看護の現場を取材したVTRを放映。病院で活躍する看護師が登壇し、仕事の魅力ややりがいについてのトークセッションを行う。このイベントを通じて、より多くの人に看護の魅力を伝え、看護職への関心を高めるとともに、将来のキャリア選択に役立つ機会が提供される。
【開催概要】
イベント名称:2025年「看護の日」イベント「KANGO部!」
開催日時:2025年5月11日(日)14:00~16:00
開催形式:会場参集またはオンライン視聴
会場:WITH HARAJUKUホール(東京都渋谷区神宮前1-14-30)
オンライン配信:「5月12日は看護の日」公式YouTubeチャンネルにて配信
https://www.nurse.or.jp/aim/simin/event/index.html
【プログラム内容】
第1部 14:00~
①オープニングトークセッション
②「忘れられない看護エピソード~いのちをまもり、支えるプロフェッショナル~」の
受賞作品発表
第2部 15:05~
③“なりたい自分になってやる。”トークセッション