文部科学省は4月15日、今年度のDXハイスクール採択校1,191校を公表した。
1月17日〜2月28日まで行った公募には、全国から1,642校の申請があった。採択校の内訳は公立871校・私立320校で、そのうち80校は重点類型(グローバル型20校/特色化・魅力化型10校/プロフェッショナル型50校)に指定されている。なお、今回の1,191校のうち新規採択校は213校(公立141校・私立248校)で、残る978校は昨年度からの継続校だ。
本事業は、高校段階におけるデジタル等成長分野を支える人材育成の抜本的強化を図るため、情報、数学等の教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用した文理横断的・探究的な学びを強化する学校などに対して、必要な環境整備の経費を支援するもの。1校につき、新規採択校は1,000万円(重点類型は1,200万円)、継続校は500万円(同 700万円)が補助される。
採択校に求められる具体的な取り組みの一つに、情報Ⅱや数学Ⅱ・B、数学Ⅲ・C等の履修推進があるが、文科省の調べによると、採択校で現在情報Ⅱ等を開設している学校は842校。生徒履修率は38%だ。同省は2027年度までにこの生徒履修率を63.2%とすることを目標にしている。
DXハイスクール指定校一覧はこちらで確認できる。