日本科学未来館は4月16日、企業や大学・研究機関などの研究開発に一般市民が広く参加する「実証実験公募プログラム」について、昨年11月に行った第一回公募の結果を公表した。また同日、第二回の募集を開始した。応募期間は6月20日まで。
館内での実証実験の様子
実証実験公募プログラムは、同館を実証実験のフィールドとして提供し、「来館者とともに未来をつくる開かれた実験場」となることを目指す取り組みの一環。現在進行形の研究開発や製品・サービス開発に関する実証実験を同館でオープンに実施してもらうことで、多くの人々が最先端の研究開発に参加し、そのフィードバックを開発や社会実装に役立てることを目的としている。
第一回公募では、ロボットやAIクローンなどのデジタル技術を活用した先進的な実証実験7件を採択。これらの実証実験は、本年度中に未来館内で実施するという。
採択された実証実験7件の詳細はこちらで確認できる。
第二回公募も前回同様、常設展示ゾーンをはじめとする館内のさまざまなスペースで、来館者が気軽に実証実験に参加できる場を提供する。先進的な研究開発をテーマに、広く一般市民が未来社会をつくる機会に積極的に参画できるような取り組みを募集する。
4月16日~6月20日正午
日本国内で法人格を有する企業、団体、大学・研究機関等で、その構想を実現するために自立して実証実験などを推進できる組織。
応募を検討されていている方向けに、公募説明会と実証実験等の実施場所の見学を5月16日に開催する。公募説明会はオンラインでの参加も可能。参加申込締め切りは5月15日。
◆第二回公募 募集要項はこちら
※公募説明会・施設見学の詳細と申込方法も上記で確認できる。