CA Tech Kidsは4月10日、高等学校情報科「情報Ⅱ」の教員向け研修の提供を開始した。新学習指導要領の情報Ⅱに基づいた内容で、高等学校教諭免許状(情報)保有者が情報Ⅱを指導するために必要な知識を改めて学ぶことができる。
基礎を学ぶ「座学コース」と実際に手を動かしながら理解を深める「実践コース」の2つのコースを用意し、例えば、「情報社会の進展と情報技術」の単元は座学コース、「情報とデータサイエンス」の単元は実践コース、というように、単元ごとにコースを組み合わせて受講することが可能。
実践コースでは、プログラミングやデータサイエンスの指導に必要な環境構築やデータを用意しているため、参加者の負担なく研修に参加することが可能なうえ、聞くだけでは終わらない、体験を通じた理解を重視した内容により、日々の授業へすぐに活かせる知識と技術を身につけることができる。
情報Ⅱの中でも特に難易度が高いと言われている「情報とデータサイエンス」では、データの収集・整理・分析の方法だけでなく、統計的な考え方や機械学習、ニューラルネットワークの基礎に至るまで、現代社会に不可欠なデータサイエンスの素養を学ぶ。
数学的な概念の理解が難しい場面が多くあるため、実践コースでは手を動かしながらインプットすることを重視している。例えば、「データベースの正規化」の手法を学んだ後に、実際に自身で作業を行い、正しく正規化されることを確認する。
参加者は①聞く、②手を動かす、③質問する、という手順で各項目を進めることで、着実に理解を深める。メイン講師に加え複数名のサポートスタッフが学びをサポートし、「分からないままにしない」講座となっている。
▶︎本研修の詳細・問合せはこちらから