学情は、2026年3月卒業(修了)予定の大学生・大学院生を対象に、ChatGPTなどの生成AIツールについてインターネットアンケートを実施、このほどその調査結果を公表した。
調査は今年2月、スカウト型就職サイト「Re就活キャンパ」来訪者を対象に実施したもの。有効回答数は150。
就職活動準備でChatGPTなどの生成AIツールを「使用したことがある」との回答が40.0%に上る。
使用したことがあると回答した学生からは、「自己分析の大枠を考えてもらった」、エントリーシートに書く内容のアイデア出し、文章の構成・推敲・添削、さらに就活準備のスケジュール作成、情報の収集や整理のために使った、との声が寄せられた。
機会があればChatGPTなどの生成AIツールを仕事・業務で使用したいかを尋ねたところ、「使用したい」と回答した学生が42.7%。「どちらかと言えば使用したい」27.3%を合わせると、70.0%を占めた。
「仕事が楽になりそう」「効率よく仕事したいから」「省略できる部分はして、AIにはできない部分に力を入れられる」など、効率化や負担軽減を前向きにとらえる声が多くあがった。一方で、情報の整合性やセキュリティー、不透明さへの不安の訴え、「適切に使いこなせる自信がない」との声もあった。