アルプスシステムインテグレーション(ALSI)は4月8日、クラウド型次世代Webフィルタリングサービス「InterSafe GatewayConnection」 の教育機関向けオプションとして、児童・生徒に配布された端末のWeb利用状況を可視化する「InterSafe GatewayConnection ダッシュボードサービス」の提供を開始した。
InterSafe GatewayConnectionは、マルチデバイス対応のクラウド型次世代Webフィルタリングサービス。Windows / iOS / Android / Chrome OSに対応し、場所や端末、ネットワークを問わず全てのWebアクセスを柔軟にコントロールできる。
新サービスでは、児童・生徒に配布された端末のWeb利用状況を専用のダッシュボードで可視化する。ダッシュボードでは、各学校におけるWebサイトへのアクセス数に加えて、児童・生徒がよく使っているキーワードを集約し、興味・関心を知ることで学習方針の策定に活かすことができる。また、持ち帰り学習において学校別で利用率が高い学習関連サイトを確認できたり、時間帯別の利用状況を可視化したりすることで、例えば深夜帯に端末を使っている児童・生徒への指導に活かすことができる。
また同社は5月下旬に、InterSafe GatewayConnectionのWebフィルタリングデータベースに「オンラインカジノ」カテゴリを新設する予定だ。
昨今、国内におけるオンラインカジノの利用をめぐる問題が広がりを見せるなか、オンラインカジノサイトへのアクセスを制限するなど実効性のある対策が急務となっている。
これまでカジノ関連は、「ギャンブル」カテゴリに登録されていたが、昨今の国内におけるWeb利用動向に合わせ、オンラインカジノ系のデータ収集を強化した。これにより、違法性のあるカジノサイトなどへのアクセスを速やかに検知・ブロックすることが可能となり、職場や学校で配付された端末を介したオンラインカジノサイトなどへのアクセスを未然に防止できる。
今回提供を開始したダッシュボードサービスやInterSafe GatewayConnection専用のログ分析ソフト「InterSafe LogNavigator」を使ってカテゴリを「オンラインカジノ」に絞りアクセス履歴を調査、可視化することも可能。
今後、同社が提供する他のフィルタリングサービスにも「オンラインカジノ」カテゴリを順次適用するという。
InterSafe GatewayConnection ダッシュボードサービス