一社・デジタル人材共創連盟(デジ連)は3月22日、SHIBUYA QWSにて、全国の中高生等を対象としたデジタル学園祭「第2回全国情報教育コンテスト(全情コン)」の最終審査会を開催した。
本コンテストは、次世代を担う中高生等たちが、情報技術を活用して社会課題の解決や創造的なアイデアを発信する機会を提供することが目的。この日行われた最終審査では、厳正な書類審査を経て選ばれた10チームがファイナリストとして登壇。各チームがプレゼンテーションと質疑応答を行い、 鹿野利春審査員長をはじめとする有識者4人の審査により、文部科学大臣賞(最優秀賞)、準優秀賞、優秀賞が決定。さらに、協賛企業による企業賞も発表された。
群馬県立高崎高等学校/久保晃市さん
「アナログ的な操作でデジタル管理できる忘れ防止装置の提供および見守りサービス」
デジタル機器に疎い高齢者や子供の自己管理補助のため、やり忘れのタスクを読み上げて注意喚起をする「おしゃべりなタスクボード」。
茨城県立水戸工業高等学校/水工工業技術部
「Clumsy Wave」
オレオレ詐欺等の社会課題に対し、通話の相手が事前に登録された人物なのかを識別し、その結果を家族と識別相手に自動送信するAndroidアプリケーション。
宮崎県立佐土原高等学校/情報技術部
「SHS災害info」
多言語機能などを搭載した災害や防災に関する情報を発信する防災アプリケーション。
第2回のファイナリスト賞作品と第1回グランプリ及び企業賞受賞作品は、デジタル学園祭2025イベントの一環として、大阪・関西万博のEXPO メッセ「WASSE」会場にて作品展示を行う。期間は、7月19日(土)〜21日(月・祝)まで。