スズキ教育ソフトは4月より、次世代の校務DXを支える統合型校務支援システム「evanix」の提供を開始した。
evanixは、同社の統合型校務支援システム「スズキ校務シリーズ」をWebアプリ化したクラウドサービス。全国470自治体、小中学校数6,600校の導入実績をもつ同シリーズで支持されてきた機能性をそのままに、安心・安全なクラウドセキュリティ環境を実現し、Webアプリとして進化させた。
主な機能は次のとおり。名簿管理▽出欠席管理▽成績管理▽通知表▽指導要録▽調査書(※中学校専用機能)▽保健管理▽新体力テスト▽個別の教育支援計画・指導計画▽週案簿▽文書管理(※オプション機能)▽学校経営ダッシュボード。
なお、従来のスズキ校務シリーズで扱っていたデータは基本的にすべてのデータを移行できるという。
SSO(シングルサインオン)に対応。1つのID・パスワードで複数のクラウドサービスにアクセス可能とし、 利便性の向上とリスクの低減を目指す。また、多要素認証に対応し、ID&パスワード+USB機器+生体など、複数の要素での認証を行うことでセキュリティがこれまで以上に高めている。さらに、データ通信の暗号化だけでなくサーバー内のデータベースを暗号化することで、より高度で強固なセキュリティを実現する。
国際技術標準OneRosterなどに対応し、学習eポータルなど各種システム・サービスとの名簿情報の連携が可能。また、各種システム・サービスとのAPI連携により、学校経営・自治体運営などに役立つデータを可視化。各学校の状況を把握できる。
教務・保健・学籍等に関する機能を特に充実させ、その他の機能は汎用的なクラウドツールを活用することを前提に開発されている。
教育クラウドサービス「edu-cube」との連携により、保護者が登録した欠席連絡データをそのまま出席簿に登録できる。その他にも、edu-cubeは連絡網・健康チェック・アンケートなどの機能で、学校と保護者とのデータ共有を実現する。