神奈川県教育委員会は3月28日、県域の市町村教育委員会と共同で「神奈川の教員の働き方改革加速化宣言」を行った。
県教委は3月に「神奈川の教員の働き方改革に関する指針」を改定。本指針では、教員の働き方改革の実現に向けた基本的な考え方や、取組の方向性を示している。指針の対象期間は、2029年度までの概ね5年で、2025年度から2027年度までの3年間を重点改革期間に設定し、市町村への強力な支援などにより、目標の早期達成を目指している。
指針では、教員の長時間勤務の是正とウェルビーイングの向上を図るための数値目標として、2029年度までに、①時間外在校等時間が月45時間超および年360時間超の教員の割合0%、②「現在の職場を働きやすい職場」だと感じている、および「仕事にやりがいがある」と感じている教員の割合80%以上――を掲げている。