東京都北区は、教育委員会と保護者間のコミュニケーション円滑化と教職員の業務効率化を目的に、小中学校向け保護者連絡サービス「tetoru(テトル)」の自治体連絡機能を区立こども園及び区立学校合わせて46校園に導入した。4月3日、提供元のClassiが発表した。
区ではこれまで、緊急用の連絡ツールと通常のお知らせを流すツールと2つ使用し、保護者には、緊急連絡はメールで、お知らせはアプリで確認してもらっていた。今回、tetoruでツールを一本化し、保護者への連絡および確認をスムーズに行えるとともに、自治体連絡機能で教育委員会から全保護者宛に一斉配信が可能になり、学校等の負担が軽減されたという。
区教委は、「今後、校務支援システム(C4th)のクラウド化を進め、ますます便利に使用することができれば、教員の働き方改革につなげることができる」と期待を込めて述べる。
tetoruは、学校と保護者のコミュニケーション機能は無料で利用できる(公立の小中学校、義務教育学校、特別支援学校、公立幼稚園・保育園・こども園に限定)。自治体連絡機能はオプション機能として有償で提供している。