ベネッセコーポレーションは3月19日、「子どもと青少年のデジタル ウェルビーイングに関するイニシアチブ」へ参画することを発表した。
本イニシアチブは、YouTubeの呼びかけによるもので、デジタル技術の利点を活かしつつ、子どもたちが安全で健康的にデジタルコンテンツを利用できる環境を整えることを目指すもの。世界中の子どもや青少年が直面している多面的な課題に対処するには、総力をあげて取り組む必要があるという認識のもと、YouTubeが青少年のユーザーをもつ企業に対し、このユーザー層のデジタル環境での安全と健全な成長を最優先とする具体的な取り組みを公に発表し実践する。YouTubeを筆頭に、現段階では国内からは3企業が参画しており、教育業界からの参画は同社のみ。
本イニシアチブの参画メンバーは次のとおり。▽Animaj▽Benesse▽BouncePatrol▽ChuChu TV▽CoroCoro Comic▽EBS Korea Educational Broadcasting System▽Japan Football Association▽Kedoo▽Khan Academy▽Leader▽Mauricio de Sousa Produções▽Miraculous Corp▽Moonbug▽The PinkFong Company▽The Wiggles▽TV Cultura▽Wildbrain▽YouTube(アルファベット順)
オンラインコンテンツに、子どもや青少年を育成し、楽しませ、つなげる力があることは疑う余地がありません。その力を最大限まで発揮させるには、子どもや青少年に向けたコンテンツの開発・配信分野を牽引している世界各地のパートナーの強みと影響力を活用することが重要です。
そのため「子どもと青少年のデジタル ウェルビーイングに関するイニシアチブ」(Youth Digital Wellbeing Initiative)では、若年層の生活にポジティブな影響を与える、年齢に適した質の高いコンテンツを開発・展開するという共通のビジョンを実現するために、世界中の業界をリードする企業が集まりました。
私たちは、子どもと青少年が健全で豊かなコンテンツに触れられるように努めるだけでなく、質の低いコンテンツが広まるのを防ぐことにも注力し、そうすることで、若年層のオンラインコンテンツ体験をより良いものに形成したいと考えています。この取り組みには、メディアリテラシーやデジタルシチズンシップを促進し、教室の内外での学習を促すほか、発達とウェルビーイングを支援するコンテンツに触れる機会を拡大することが含まれています。
責任あるプロダクト設計と、地域のニーズに合わせたコンテンツ制作を通じて、業界基準を引き上げ、多様な言語にわたって世界中の子どもと青少年のオンラインコンテンツ体験を良質なものにするべくパートナーと共に以下のビジョンを推進します。
YouTube「子どもと青少年に関する YouTube の基本的な考え方」